昨年の12月頃から、空き時間を見つけてちょこちょこ読んで
2月にやっと読了しました。
面白くて止まらない。
(誰か止めて~。明日会社だし、洗濯物も干せてないよ~~)
後半はジェットコースターのような話の展開で
登場人物達の距離感に常に緊張!!
「次どうなるの??」の連続でした。
そして、村上作品のありえない世界観を、自然に受け入れてしまえるところが不思議。
そして読んだ後にもたくさんの謎が残る・・・
数か月後にまた読みたくなる予感です。
個人的には牛河の存在がかなり気になりました。
醜い見た目だけど(ヨーグルトの中のムカデって表現が忘れられない。)
頭は切れる。
ジリジリと青豆と天吾の関係を突き詰めていく姿に
「す・・・すげぇ」と息を飲んでしまった。
(自分は本当に安っぽい表現しかできないな。
村上春樹の小説読むと、自分の語彙力の無さに悲しくなります。)
この物語を読んで・・・
不思議な世界の入口は、些細な場所にある。
自分の意志とは別に、思っても見ないうちに自然に吸い込まれてしまう。
そして入口から過去に戻る事はできない。ただ進むことしかできない。
その入口に入った時、自分は自分でいられるのだろうか。
何が起こっても、強く自分を保っていられるようにありたいと思った。